
ジョーシスサイバー地経学研究所(JCGR)
ジョーシスサイバー地経学研究所(JCGR)が「サイバー地経学」の視点から発信するポッドキャスト。サイバーセキュリティ、地政学、経済・マーケット、各国事情に精通した専門家をゲストに招いた対談や、JCGRによる独自研究の解説を配信しています。毎月、第2・第4金曜日の朝に配信。
Episodes
16 episodes
【前編】経済安全保障時代のインテリジェンス〜その本質とサイバー空間の挑戦(ゲスト:稲村悠 日本カウンターインテリジェンス協会 代表理事)
経済安全保障リスクが経営の根幹を揺るがす時代、企業は押し寄せる情報の波をいかに乗りこなし、羅針盤とすべき「知」を手にすることができるのでしょうか。「インテリジェンス」という言葉は頻繁に聞かれるようになりましたが、その本質的な意味や実践方法について、いまだ理解が進んでいません。ただ情報を集めるだけの活動で、激化する国際競争や地政学リスクの荒波を乗り越えることはできるのでしょうか。今回は、日本カウンターインテリジェンス協会代表理事の稲村悠さんをゲストにお招きし、「企業インテ...
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21:55

地政学リスク×サイバーセキュリティ:世銀MIGA担当者が語る新興国ファイナンスの最前線
新興国ファイナンスと地政学リスクの最前線に、サイバーセキュリティはどのような影響を与えているのでしょうか。インフラ投資や資源開発といった巨大プロジェクトは、従来からクーデターや紛争、契約不履行などの「政治リスク」と隣り合わせでした。しかし、デジタル化が加速する現代において、そのリスクの様相は大きく変化しています。今回は、世界銀行グループの多数国間投資保証機関(MIGA)で東アジア太平洋地域代表を務める林田修一さんをゲストにお招きし、新興国ファイナンスの現場で起きている...
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Season 1
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Episode 15
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42:45

【後編】ホワイトハッカー西尾素己氏が語る「なぜセキュリティ投資は無駄になるのか?SaaS選びとガバナンスの罠」
「ロシアはランサムウェア攻撃グループと密約を結び、中国は大学でサイバー攻撃を教え、アメリカは天才ハッカーを司法取引でリクルートする」—。これはSF映画の話ではありません。日本の「能動的サイバー防御」を議論する上で、避けては通れない世界の現実です。前回に引き続き、ホワイトハット(ホワイトハッカー)として著名な東京大学先端科学技術研究センター客員研究員の西尾素己さんをゲストにお招きしたセミナーの模様をお届けします。今回は、西尾氏とJCGR川端との対談パートです...
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Season 1
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Episode 14
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32:44

【前編】ホワイトハッカー西尾素己氏が語る「情シスは“最前線”。能動的サイバー防御とSaaS管理の重要性」
5月16日に成立した「能動的サイバー防御(ACD)」法。これは、政府がサイバー攻撃の兆候を事前に察知し、攻撃者を無力化することを可能にするという法律です。しかし、その実態と企業への影響は、まだ広く理解されていません。攻撃者を「ハッキングし返す」ことも辞さないこの法律は、会社のセキュリティ体制にも、これまでにない形で影響を及ぼす可能性があります。今回は、東京大学先端科学技術センター客員研究員で著名なサイバーセキュリティの専門家である西尾素己さんをゲストにお招きし、このAC...
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Season 1
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Episode 13
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38:02

情シス部門長経験者が語る、水インフラ防衛とデジタル化の最前線(ゲスト: 原田篤史 ウォーターデジタル代表)
私たちの生活に不可欠な「水」。蛇口をひねれば当たり前に出てくるその水が、今、サイバー攻撃という見えない脅威に晒されています。普段意識することの少ない水インフラの裏側では、施設の老朽化とデジタル化の遅れという深刻な課題が進行しており、私たちの安全を根底から揺るがしかねない状況です。今回は、水インフラとデジタル化の専門家であり、かつ、企業で情報システム部門長の経験もあるウォーターデジタル合同会社代表の原田篤史さんをゲストにお迎えしました。国内外の事例を基に、水インフラが直面...
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Season 1
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Episode 12
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44:48

中国テックのリアルを解き明かす:DeepSeekの衝撃、AI六虎の台頭、そしてサイバーセキュリティの今(ゲスト:ジャーナリスト 高口康太)
中国のテクノロジーは今、どうなっているのか? かつての「深圳ブーム」以降、米中対立やコロナ禍を経て、最前線の情報は日本に届きにくくなっています。しかし、その間にも中国の技術革新は止まることなく、新たなプレイヤーが次々と登場し、独自の進化を遂げています。今回は、中国を専門とするジャーナリストで千葉大学客員准教授の高口康太さんをゲストにお迎えし、情報のベールに包まれがちな中国のテクノロジーとネットの「今」を深掘り。社会現象を巻き起こした生成AI「DeepSeek」の実態から...
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Season 1
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Episode 11
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53:22

技術覇権のサイバー地経学:生成AI・半導体・サステナビリティ・量子の新潮流を日本IBM 平山毅氏と読む
生成AIの急速な台頭、そしてそれを支える半導体開発競争、サスティナビリティの課題、新しいコンピューティングとしての量子技術への期待、は今、国際的な技術覇権の行方を左右し、「サイバー地経学」という新たな視点をもたらしています。これらは、企業や国家が適応すべき複雑な外部環境そのものです。 今回は、これらの先端技術と国際動向に深い知見を持つ日本アイ・ビー・エム株式会社エコシステムテクニカルリーダーシップの平山毅さんをゲストにお迎えし、技術革新が地政学や...
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Season 1
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Episode 10
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59:26

ISMSとISOの新局面:脱炭素と地政学がもたらす変化と対応策を専門家が語る(ゲスト:笹原英司クラウドセキュリティアライアンスジャパン代表理事)
ISOやISMS(ISO27001)は今、クラウド技術の進化、カーボンニュートラルへの要請、そして地政学リスクといった現代の複雑な外部環境に、企業が適応していくための重要な指針となっています。 今回は、クラウドセキュリティアライアンスジャパン代表理事でISOの動向に精通した笹原英二さんをゲストにお迎えし、これらのテーマが企業経営に与えるインパクトと、私たちがビジネスで対応すべきポイントを深掘りします。■□ハイライト □■ISO...
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Season 1
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Episode 9
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51:13

手段か?目的か? 富士通シニアエバンジェリスト松本氏と解き明かすAI・DX・セキュリティの本質
ジョーシスサイバー地経学研究所(JCGR)がお届けするポッドキャスト。今回は、富士通株式会社のシニアエバンジェリストで、DXやAIなどの講演多数、サイバーセキュリティに関する著作もある松本 国一さんをゲストにお迎えし、デジタル時代の企業経営に不可欠な「AI・DX・セキュリティ」の本質に迫ります。DX推進担当者、情報システム部門、経営層、そしてデジタル時代のビジネスに関わるすべての方へ。「目的」を見失わず、攻めと守りのバランスを取りながらデジタル経営を実現するためのヒント...
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Season 1
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Episode 8
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51:17

6兆円のデジタル赤字は4円安のインパクト。為替のプロが語る、信頼を得るセキュリティ体制とは?(戸田裕大トレジャリー・パートナーズCEO)
第7回は、トレジャリー・パートナーズCEOの戸田裕大さんをゲストにお迎えしました。戸田さんはメガバンクにて10年間にわたり外国為替ディーラー・アナリストとして活躍された後、独立された為替・金融市場の専門家です。現在は金融機関や事業法人に対し、為替レポートの提供やリスク管理のコンサルティングを手掛けるなど、国内外の市場動向と企業財務の双方に精通されています。今回は、年間6兆円規模に達する「デジタル赤字」が日本経済と為替相場に与える影響を分析。「約1.5兆...
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Season 1
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Episode 7
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29:44

企業ネットワークに潜む北朝鮮“国家ハッカー” - リモートワークの隙を突く(ゲスト:竹内舞子 元国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員/早稲田大学紛争交渉研究所招聘研究員)
第6回は、国際連合安全保障理事会にある北朝鮮制裁専門委員会の専門家パネル委員を経験した竹内舞子さんをゲストに迎え、北朝鮮がサイバー空間どのような活動をしているのか、その実態に迫ります。経済制裁の盲点となるハッキング、暗号資産の窃取、リモートワークによるIT業務の受託、ソーシャルエンジニアリングなど、これまで物理的な制裁では捉えきれなかった多様な活動が、どのように国際社会を揺るがしているのかを明らかにします。特に日本企業や自治体も標的となった北...
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Season 1
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Episode 6
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43:08

イギリス政府公認の日本人専門家が示す、経営を照らす戦略的投資としてのサプライチェーン防衛(足立照嘉アプリオ・テクノロジーズCEO/ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン客員研究員)
第5回はイギリス政府が公認するサイバーセキュリティ専門家の足立照嘉さん(英国アプリオ・テクノロジーズCEO/ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンLondon Centre for Nanotechnology客員研究員)をゲストにお迎えしました。足立さんは、イギリス政府から“エクセプショナル・タレント・ビザ”が発給されて移住し、サイバーセキュリティの企業を起業。同国のサイバーセキュリティー戦略立案にもアドバイザリーした経験があるなど、国内外で幅広い実績をお持ちです。日本語...
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Season 1
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Episode 5
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30:04

米国DOGEによる効率化は、日本企業にいかなるサイバーリスクをもたらすか〜レジリエントな経営体制の構築のために〜(JCGR解説)
第4回はJCGRの独自分析をお届けします。テーマは、米国で大きな話題となっているDOGE、政府効率化省による効率化がもたらすサイバーリスクです。遠い海の向こうの話ではなく、日本企業にも影響が及ぶ可能性があります。その影響とは何か、そしてどのような対策をとれば良いのかについて解説をしました。 このポッドキャストの内容は、JCGR公式ブログと連動していますので、そちらも是非、お読みください。
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Season 1
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Episode 4
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17:36

地政学リスク下のサプライチェーン強靭化:製造業DXのプロが語る、ITガバナンス主導の戦略(ゲスト:福本勲アルファコンパス代表CEO)
第3回は福本勲さん(アルファコンパス代表CEO/東芝「DiGiTAL CONVENTiON」アドバイザー)をゲストに迎え、製造業DXの理想の姿から地政学リスクとサプライチェーン、クラウドセキュリティの重要性などについて幅広くお話を伺いました。長年の大手製造業におけるソリューション事業やデジタル事業企画の経験や、欧州などの海外取材の最新情報を踏まえて、多岐にわたる論点を分かりやすく存分に語っていただきました。超高齢化が一層進む日本社会への提言にも議論が及びました。福本さん...
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Season 1
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Episode 3
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38:01

地経学時代の企業戦略—サイバー空間と国際政治の変化をどう捉えるか?(ゲスト:神保謙 慶應義塾大学教授 / 国際文化会館常務理事)
第2回は、神保謙先生(慶應義塾大学総合政策学部教授/国際文化会館常務理事/キヤノングローバル研究所主任研究員)をゲストに迎え、国際政治や安全保障におけるサイバー空間の重要性を中心にお話を伺いました。神保先生は、内閣府「内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)」重要インフラ専門調査会委員をはじめ、政策形成に携わった豊富な経験をお持ちです。近年、地政学や地経学への関心の高まりを受け、ビジネス界との対話も飛躍的に増えているとのことでした。そうしたご経験を踏まえつつ、神保先...
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Season 1
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Episode 2
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35:48

なぜ、現代のビジネスに地経学的思考が必要なのか(ゲスト:松本恭攝ジョーシスCEO)
ジョーシスサイバー地経学研究所(JCGR)ポッドキャストの記念すべき第1回放送。初回ゲストは、ジョーシス代表取締役CEOでラクスル創業者の松本恭攝さん。なぜ、ビジネスパーソンが地経学的な視点を持つ必要があるのでしょうか。スタートアップや企業経営に与える重要性について対談しました。各国政府の政策や国際情勢といったマクロな動きが企業経営に及ぼす影響や、日本におけるデジタル赤字問題、そしてそれらの課題に取り組むJCGRの使命についても語られています。ゲスト:...
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Season 1
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Episode 1
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14:52
