ジョーシスサイバー地経学研究所(JCGR)
ジョーシスサイバー地経学研究所(JCGR)が「サイバー地経学」の視点から発信するポッドキャスト。サイバーセキュリティ、地政学、経済・マーケット、各国事情に精通した専門家をゲストに招いた対談や、JCGRによる独自研究の解説を配信しています。毎月、第2・第4金曜日の朝に配信。
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迫る「SCS評価制度」への対応策と、孤独なIT担当者を救うコミュニティの価値【セキュアオンライン角田CEO/宮腰CTO(後編)】
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2026年度中、中小企業のビジネスや取引要件を大きく変える可能性を秘めた新制度「サプライチェーンセキュリティ評価制度(SCS評価制度)」が本格始動します。これまでの形式的なチェックシートから、第三者評価を交えた「星(レベル)による可視化」へと移行する中、企業はどのように対応すべきなのでしょうか。
後半では、引き続き株式会社セキュアオンラインの角田優剛CEOと宮腰行生CTOをお迎えし、間近に迫る新制度の概要と、それが営業や受注活動に与えるリアルな影響について深掘りします。
さらに、社内で孤立しがちな「一人情シス」やセキュリティ担当者が、技術的・精神的な防御力を高めるために必要不可欠な「コミュニティと情報共有の価値」について、同社が仕掛けるユニークな啓蒙活動や交流会の実態とともにお届けします。
<お知らせ>
セキュアオンラインでは、7月16日(木)にセキュリティ専門家交流会の開催を予定しています。専門家による講演に加え、参加者同士の交流会も実施します。ご参加を希望される方は、ぜひホームページをチェックしてください!
■□ ハイライト □■
- 2026年後半の重要テーマ: 取引要件や営業活動を左右する「サプライチェーンセキュリティ評価制度(SCS評価制度)」の概要
- 自己評価から第三者評価へ: 「星」による可視化がもたらす、バラバラだったヒアリングシートの統一化と簡素化
- 経営層への説得材料: 孤独な情シスが予算と人員を確保するための「共通基準」としての活用法
- 精神的防御力を高める: 「自分の判断は正しいのか?」孤立しがちな担当者を救う横のつながりと秘密保持の安心感
- 「サイバー課長」の啓蒙活動: 専門家が代わりに作る社内回覧用メディアが、社員のセキュリティ意識を変える
<ゲスト・プロフィール>
角田 優剛(つのだ・ゆうご)さん
株式会社セキュアオンラインCEO。2011年1月にWEBマーケティング会社、株式会社シーズ・クリエイトを設立。さまざまな業種・企業のWEBサイト構築、マーケティングに従事。2014年に「サイバーセキュリティ.com」を開設。月間100万PVを超える国内最大級のサイバーセキュリティ専門メディアに成長している。2020年4月に株式会社セキュアオンラインを立ち上げ、日本国内の企業におけるセキュリティ意識の啓発、セキュリティ人材育成などを提供。企業の資産となる「情報を守ること」のサポート事業を展開している。
宮腰行生(みやごし・ゆきお)さん
株式会社セキュアオンライン CTO / 株式会社アクシス 代表取締役。国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)」を保有し、数多くのインシデント現場やランサムウェア被害の最前線に立ち向かってきた実務家。技術と経営の両面から企業の守りを固めるコンサルティングを得意とする。
■□ 収録後記 □■
宮腰さんの「技術的な防御力だけでなく、精神的な防御力も高めるコミュニティが必要」という言葉に、深く頷かされました。自社だけで抱え込み、時に自分の責任だと押しつぶされそうになる現場の担当者にとって、同じ目線で「うちはこう判断した」と言い合える仲間の存在は、何よりの救いになるはずです。
角田さんが紹介してくださった、ペラ1枚の「サイバー通信」を社内回覧するアイデアも秀逸でした。情シスが社内でいくら叫んでも響かない警告が、外部メディアという「第三者の声」になるだけで、すんなり受け入れられる。新制度への対応もコミュニティの活用も、まずはアレルギーを捨てて「専門家に一歩相談してみる」ことから、新しい守りの形が始まるのだと感じる配信でした。
(JCGR編集部)